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概要
現在表示している足よりも長い期間のインジケーターを同時にみることで、
長期スパンの傾向を併せて見て売買の判断条件にしたりします。
Multi Time Frame とか言われるやつです。
前回、MT5で期間の選択肢が広がったことを記載しましたが、
そういえば過去に(といっても6~7年前に)、MT4で複数時間足表示用の
インジケーターを作成していたことを思い出したのでご紹介したいと思います。
QQE(Quantitative Qualitative Estimation)
RSIをベースとした指標で、2本の線を使用します。
- RSI
- RSIの指数平滑移動平均値(EMA)の変化量の、EMAのさらにEMA を算出したような、そんな値を利用したRSIの遅行線のような線。
MACDのように、2本の線がクロスした方向と、その時点のRSI値でシグナルとみなします。
RSIが
50未満で 1 > 2 となる方向にクロスすると買いシグナル、
50より大きい値で 1 < 2 となる方向にクロスすると売りシグナル
と判定するようです。が、私はあまり上記に関係なく使いたいように使ってます。
与えるパラメータ次第ですが、MACDより転換点の検知が早い印象です。
QQE(複数時間足)
サブウィンドウ(上)がQQE、
サブウィンドウ(下)がQQEシグナル(複数時間足)です。
赤: 買い、青:売り シグナルの意味ですが、
少し上の足の時間帯で見るか、 RSI Period を大きめにするかすると比較的良いポイントでエントリーできる感覚です。
MT5版
時間足が増えた恩恵もあるので、MT4版の物をMT5版に移行しつつ、
INDICATOR_COLOR_INDEXによって、1インジケーターに複数色設定できる点も試したいと思います。