RSIダイバージェンスとは
RSIダイバージェンスの基本的な説明
RSIダイバージェンスは、相場の先行きを予想するためのテクニカル分析手法の一つです。RSIとは「Relative Strength Index」の略で、相対力指数とも呼ばれます。これは、買われ過ぎや売られ過ぎの状態を見極めるための指標で、通常は0から100までの数値で表示されます。
ダイバージェンスとは、価格と指標が逆の方向に動いている状態を指します。具体的には、価格が新高値を更新しているにもかかわらずRSIがそれに追随せず、新高値を更新しない場合や、逆に価格が新安値を更新しているにもかかわらずRSIが新安値を更新しない場合を指します。この現象は、市場のトレンド転換を予兆する信号とされています。
RSIダイバージェンスのメリットとデメリット
RSIダイバージェンスの主なメリットは、市場のトレンド転換点を見つけ出す可能性があることです。これにより、売買のタイミングを把握することが可能となります。
一方、RSIダイバージェンスのデメリットとしては、誤ったシグナルを出す可能性があることが挙げられます。市場は常に変動しており、RSIダイバージェンスが形成されても必ずしもトレンド転換が起こるわけではありません。そのため、RSIダイバージェンスを用いる際には、他のテクニカル分析指標やファンダメンタルズ分析と併用することが推奨されます。
MT5におけるRSIダイバージェンスの設定方法
RSIダイバージェンス設定方法(標準機能)
MT5の標準機能を使用する、RSIをチャートに表示することはできますが、ダイバージェンスを自動で判定したり、チャート上にマークする機能はありません。
RSIの波形、およびチャート上のレートの波形を目視で確認しながら、ダイバージェンスが発生していると思われるポイントを特定する必要があります。
これは非常に労力がかかる作業になりますので、標準機能を使う方法はお勧めできません。
RSIダイバージェンス設定方法(カスタムインジケーター)
すぐにRSIダイバージェンスを確認することが出来るカスタムインジケーターを開発しました。
以下の動画イメージのように、チャートにインジケーターをドラグ&ドロップするだけで、すぐにダイバージェンス発生箇所を特定できるようになります。
RSIダイバージェンスを使いこなす3つの戦略
戦略1:トレンド転換点の特定
市場のトレンド転換点を特定するのに役立つ可能性があります。価格が新たな高値や安値をつけているにもかかわらず、RSIがそれに追随しない場合、これはトレンド転換の兆しとみなされることがあります。このダイバージェンスを見つけることで、買い時や売り時のタイミングを見極める手助けとなります。
戦略2:「買われ過ぎ」と「売られ過ぎ」状態の識別
RSIは、市場が「買われ過ぎ」、また「売られ過ぎ」の状態にあるかを示す指標でもあります。通常、RSIが70以上になると「買われ過ぎ」、30以下になると「売られ過ぎ」と判断されます。このため、RSIそのものの値が基準ラインを超えたことに加え、ダイバージェンス発生と合わせてこの指標を使うことで、短期的な相場反転をより精度高く捉えることが可能になります。
戦略3:出口戦略の計画
RSIダイバージェンスは、取引から出るタイミングを計画するのにも利用できます。例えば、長期的な上昇トレンドが続いていてRSIが高いレベルを示している場合、そしてその間にダイバージェンスが発生した場合、これは売りのシグナルと解釈できます。逆に、下降トレンドが続いてRSIが低いレベルを示し、その間にダイバージェンスが発生した場合は、買いのシグナルとなる可能性があります。このように、RSIダイバージェンスを用いて戦略的に取引からの出口を計画することができます。
まとめ
RSIダイバージェンスは強力なトレーディングツールですが、誤解や誤用を避けるために、正しい知識と理解が必要です。RSIダイバージェンスが必ずしもトレンド転換を意味するわけではないこと、RSIの値だけで市場の状態を決定しないこと、そして他のテクニカル指標や市場状況と組み合わせて使用することが重要です。また、時間足を変えてダイバージェンスを確認することで、より信頼性の高いトレーディングシグナルを得ることができます。
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まとめ
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自動売買ツールによってトレードの自動化が可能ですが、そのEAをいつ起動し、停止するかの判断は個人の判断で行うことになります。
賢くEAを活用するためにも、インジケーターを活用して相場環境の分析にお役立て頂ければ幸いです。