FX(外国為替証拠金取引)と株式投資の大きな違いとして、「FXはレバレッジを活用できる」という点が挙げられます。また海外のFX業者であれば、国内とは異なるハイハイレバレッジを効かせることが可能です。
今回は「レバレッジとはどのようなものなのか」、「海外のFX業者を利用すると実際にどのくらい違うのか」「ハイレバレッジのメリット」についてお伝えしていきます。
Contents
レバレッジの意味と効果について
レバレッジって何?
レバレッジとは「てこの原理」のことです。てこが、小さな力を大きな力に変えることできるように、レバレッジを効かせることによって、「少ない資金で大きな取り引きができる」のです。つまり、実際の資金の数十倍、海外のFX業者であれば数百倍の取り引きができます。
なぜFXではこのような魔法のような取り引きができるのかというと、FXは「差益決済」を行っているからです。差益決済取り引きであれば、トレーダーの損失が証拠金に達した際にポジションを強制決済しますので、FX業者はポジションの総代金を受け取らなくてもリスクとバランスを取ることができます。だから実際よりも少額の資金で取り引きができるのです。
トレーダーはこのレバレッジを有効活用することで、FXの利益を数十倍、数百倍にできます。これがFXの大きな魅力と言えるでしょう。
実際に海外のFX業者を利用した場合の必要証拠金
米ドル/日本円(USD/JPY)でレバレッジによって必要証拠金がどのくらい違うのかを確認してみましょう。1ドル112円と仮定します。基本通貨は1万通貨ですが、海外のFX業者に合せて10万通貨で計算してみましょう。
レバレッジが1倍であれば、10万通貨取り引きするのに、1,120万円必要です。かなりの大金になりますので、さすがにこの金額だとあまりにもハードルが高過ぎです。個人のトレーダーではなかなか手が出せません。
国内のレバレッジは2019年4月時点で最大25倍に規制されています。では最大の25倍のレバレッジにしてみるとどうでしょうか?10万通貨で必要証拠金は448,000円になります。およそ45万円の資金で、1,120万円分の取り引きができるということです。
それでは海外のFX業者であればどうでしょうか?海外のFX業者でもっとも日本人トレーダーから支持されている「XM」のスタンダード口座を例に挙げてみましょう。こちらのレバレッジは最大で「888倍」です。そうなると10万通貨の取り引きをするための必要証拠金は、12,613円ということになります。およそ13,000円で1,120万分の取り引きができるのですから驚きです。
利益はどう変わってくるのでしょうか?証拠金がこれだけ違うのですから利益も大幅に違ってくるように思えますが、実は同じです。
例えレバレッジ1倍で1,120万円の必要証拠金だとしても、国内の限界であるレバレッジ25倍で448,000円の必要証拠金だとしても、XMを利用してレバレッジ888倍で12613円の必要証拠金だとしても、為替レートが1円変動すれば10万円の利益(または損失)であることは変わりません。
少額からFXを始められるハイレバレッジのメリット
リスクマネジメントができる
つまり10万円の利益を得るために、国内ではおよそ45万円の資金が必要なところ、XMを利用すると、およそ13,000円に抑えることができます。
少額からFXを始めることができるということは、余剰金が多くなる分だけ多くのポジションを持つことが可能だということになります。
45万円の資金があれば、国内だと10万通貨の米ドル/日本円(USD/JPY)しか取り引きできませんが、XMであれば30倍の300万通貨を扱うこともできます。当然利益も30倍になりますので、1円の変動で300万円の利益になるのです。
もちろん自分がどこまでの含み損に耐えられるのかを配慮して、保有するポジション量は調整する必要があります。含み損に耐えられなければ強制ロスカットになってしまうからです。
ただ、超ハイリターンを期待しているのであれば、海外のFX業者はそれに応えてくれる環境が整っているということは間違いありません。
ちなみに、「ハイレバレッジは危険である」と勘違いしているケースも見られますが、実はそうではありません。
例えば、45万円の資金があったとして、45万円を25倍のレバレッジで必要証拠金にすべて充ててしまうのと、888倍のレバレッジで45万円のうち13,000円ほどを必要証拠金に充てて、後は余剰金としておくのは、どちらのリスクが高いでしょうか?
すべて必要証拠金に充ててしまうと、逆に為替相場が動いた場合、すぐに強制ロスカットになってしまいます。国内のFX業者の多くが、強制ロスカットの水準を証拠金維持率100%に設定しているからです。FXには、余剰金も重要になります。
逆に45万円のうち13,000円しか必要証拠金に充てていないのであれば、43万円以上の余剰金があります。為替相場が予想とは逆に4円変動しても、これだけの余剰金があれば耐えきることができ、為替相場が反転するのを待つことも可能です。
ハイレバレッジを上手に活用すれば、国内のFX業者を利用するよりもはるかにリスクを抑えて取り引きすることができます。これはFXで勝つためには大切な「リスクマネジメント」です。
資金量を活かしたEAでも少額で運用可能
ハイレバレッジのメリットはEAを利用したシステムトレードにも該当してきます。
基本的にシステムトレードを行う際は、裁量トレードよりも多くの資金が必要です。どんなEAを利用するのか、どんな設定にするのかによって話は変わりますが、エントリーポイントが多くなるので、その分だけポジションも多く保有することになり、必要証拠金は増えてしまいます。
国内のFX業者でシステムトレードをしようとすると、レバレッジが25倍に規制されているために高額な資金を用意しなければなりませんが、XMであればレバレッジ888倍でシステムトレードもできますので、資金量を活かすようなEAであったとしても少額で運用することが可能なのです。
このように「ハイリターンを求める」にしても、「リスクマネジメントをした取り引きをしていきたい」場合でも、ハイレバレッジであれば対応できます。つまり「FXに勝てる可能性がより高まる」のが、ハイレバレッジによる取り引きなのです。
ぜひ海外のFX業者のハイレバレッジを有効活用して、大切な資産を増やしていってください。